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関 泰; 前川 洋
Journal of Nuclear Science and Technology, 14(3), p.210 - 225, 1977/03
被引用回数:18リチウム、天然ウランと黒鉛の組み合せにて作成された4通りの球状ブランケット体系においてU,Np,ThとUの核分裂率分布の絶対測定が行われた。その結果をENDF/B-IVにより作成した100群中性子断面積セットを用いた1次元輸送計算結果と比較したところ、Np,U,Thの核分裂率のC/Eは、D-T中性子源が置かれた球体系の中心から遠ざかるにつれて小さくなり、黒鉛反射体領域においてUの核分裂率の計算値は数十パーセントも測定値より大きくなった。さらに詳細な検討の結果これらの不一致は主として計算において弾性散乱中性子以外の2次中性子の非等方性を考慮していないためであることが明らかにされた。解析の結果より核融合炉ブランケットの反射材として黒鉛より重い材料を用いて高速中性子の遮蔽性能と中性子の反射性能を向上させることが提案された。